スーパーやコンビニ、ガソリンスタンドや病院、公共施設など私達の周りには様々なショップや企業、施設などのロゴで溢れています。ロゴを見ることでブランドやショップ、企業や施設などを見分けているという人もいるのではないでしょうか。
ロゴには企業やブランドなどのイメージを印象づける役割があり、イメージを相手に伝えるだけではなく、経営理念や業種、ターゲット層やセールスポイントなどをアピールする役割も担っています。企業やブランドの顔としてロゴはなくてはならないものとなっていますが、近年はフリーソフトなどの普及によって自分でも簡単に作ることができます。
ですがよりこだわったデザインやレイアウト、訴求力などを求める場合はロゴ制作会社に依頼することでよりよいロゴを作成することができます。そこでここではロゴ制作をプロに依頼した場合発生する修正や修正にかかる費用をロゴに関する基礎知識と一緒に紹介します。
普段の生活の中でロゴは当たり前に存在していると言っても過言ではありません。ロゴを見て企業やブランド、ショップなどを連想することはあってもロゴそのものについて深く考えたことはないという人が大半ではないでしょうか。
まずはロゴの歴史についてです。実はロゴはとても古い歴史を持っており、その歴史は古代メソポタミア文明まで遡ります。円筒印章と呼ばれる所有者などを表すために使用された印章に図や文章などが書かれており、円筒印章から様々な情報を得ることができていました。
貝殻や石などで作られており、幾何学分や動物分、神話や英雄などの図が刻まれているのが特徴です。図や文章などを使ってそこから所有者に関する情報を得ることができるというのは現代のロゴと同じ使い方です。
18世紀から19世紀にアメリカで興った産業革命では、消費者向けにブランドや製品を表すデザインが登場し、印刷やデザイナーなどが大きく発展したことによってロゴデザインが拡大していきました。1950年代ごろからアメリカではロゴデザイナーという職業が確立され、現代にも残っている個性的なロゴも生まれています。
ロゴは3つの種類に分類することができます。まず1つ目はシンボルマークです。企業や店舗、ブランドなどが経営理念や社風、業種や歴史などの要素を簡潔に表現したマークであり、顔としての役割を持つものです。
看板やショップバッグ、名刺やパンフレット、ホームページなど様々なところで使用されます。
様々な業種で知名度の高いシンボルマークも生まれています。2つ目はシンボルロゴタイプです。シンボルロゴタイプはマークではなく、企業やブランド、店舗の名前をロゴにしたものであり、文字を使用して表現したものです。
アルファベットなどの文字を使用することでさらに見る人にとってわかりやすく、名前を連想しやすいのがシンボルロゴタイプの特徴です。そして3つ目は社名ロゴタイプです。企業やショップなどの名称を正式に表示する場合に使用するのが社名ロゴタイプであり、カラーリングやロゴマークなどとの調和を考慮してデザインされます。
特にカラーリングは重要なポイントであり、カラーによって訴求するイメージも違いますし、認知度も大きく変わってきます。
大きく分けて5つのロゴの作成方法があります。まず1つ目は自分でソフトなどを使用して作成する方法です。外部に依頼するというわけではないので思い立ったときにすぐに作成することができますし、費用も安く抑えることができます。
2つ目はロゴを販売しているサイトでの購入です。プロのデザイナーがデザインしたロゴの中から選んで購入します。予めテンプレートが出来上がっているので気に入ったロゴがあればそこに社名やショップ名などを入れて仕上げてもらいます。
3つ目はクラウドソーシングを利用してコンペ形式でロゴのデザインを募集する方法です。クラウドソーシングサイトにはフリーランスで活動をしているデザイナーが登録をしているのでロゴの作成をサイト内で依頼することでたくさんのデザイン案を集めることができます。
4つ目は無料提案を行っているロゴの作成専門サービスを利用する方法です。オーダーメイドでロゴをデザイナーに作成してもらうことができますが、まずは無料で提案を行ってくれるのが特徴です。
そして5つ目はデザイン会社への依頼です。ロゴ作成の方法の中でもポピュラーな方法であり、プロのデザイナーにコンセプトなどを伝えてロゴを作成してもらうことができます。よりクオリティの高いロゴ作成を求める場合はデザイン会社への依頼がおすすめです。
デザイン会社にロゴの作成を依頼するとプロのデザイナーがヒアリングした情報を元にロゴを作成します。ただしデザイン会社に依頼したからと言って一回の提案でこれだと思うロゴに出会えるかというと少し違います。デザイナーが提案するロゴはクオリティの高いものですが、何度もすり合わせをしながらクライアントと一緒に仕上げていくことがほとんどです。
デザイン会社にロゴの作成を依頼した際に修正が発生することはごく一般的なことであり、デザイン会社も織り込み済みであることから修正にかかる費用を0円としているところも多いです。
ただし、修正が長引く場合は別途追加料金が発生したり、無料の修正に回数制限を設けていることもあります。
より納得のいくデザインに仕上げてもらいたいなどこだわりがある場合は修正に関する料金も依頼するときにしっかり確認しておくことが大切です。
ロゴの歴史や種類、ロゴを制作する方法などと一緒にロゴ作成をデザイン会社に依頼した際の修正にかかる費用について紹介しました。費用の見積もりや納期についてなど依頼する際に細かな打ち合わせを行いますが、修正に関する疑問もしっかり確認しておくことが大切ですし、修正の回数を増やさないために依頼する際にある程度コンセプトやイメージなどを自分なりに固めておくことでスムーズに作成を進めることができます。
ロゴは今や企業やブランドなどにとってなくてはならないものであり、ロゴが企業やブランドの顔として認知度を高める働きをしています。マークや社名だけではなく、カラーリングなども重要な役割を持っており、覚えやすいシンプルなデザインから個性的なデザインまで様々なロゴがあり、私達は普段の生活の中でロゴを見て企業やブランドを連想している場面が多くあります。